継続が苦手でもいい
──夏休みの宿題。毎日何ページずつやれば終わる。そう計画して終わったことがない。
──毎日日記をつけよう。一日三行でいい。そう始めて一年続いたことがない。
なにかを続けるということができたことがない人生を歩んできた。必ず挫折する。三日坊主という言葉は何度も意識した。始めては頓挫し、また新たに始めて止まる。その繰り返しだ。
「継続は力なり」は僕から縁遠い言葉だと思っていた。
僕はノートに勉強の記録をつけていた。ノートの写真を撮ってインスタグラムに載せることでモチベーションを保っていた。けれど不安定な体調もあって数日更新が止まっていた。
そんなとき、ふっと目にした言葉があった。
「立ちどまっても、また歩き出せばいい」
衝撃的だった。
一度やめてしまうともうやりたくないとなってしまう僕がいて、けれど「また体調が落ち着いたら再開しよう」と初めて思えた瞬間だった。
学習記録ノートの日付は飛び飛びだ。けれどちゃんと続いている。
やめてもまたいつか再開しよう。
この言葉に僕は救われている。